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2021年09月05日 |
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「全日本エンデュランス馬術大会」開催変更について
■協会員の方より質問をいただきましたので、コメントしています。
2021年9月に予定されていた「全日本エンデュランス馬術大会」の開催が変更となりました。 (詳細は日本馬術連盟HPからご覧ください)
大会まで1ヶ月を切っての発表であったため、大会に向けてトレーニングを積んできた選手、関係者を思うと残念でなりません。
今回の変更の理由は、北海道の定める「輸移入家畜の着地検査要領」だとあります。
これは、 「北海道で開催される競技会に参加する為に」 「北海道外より移動する馬に」 「3週間の着地検査を課する」 「検査期間中は隔離が必要」 というものなのです。
この要領は新たに制定されたものではないようですが、今回エンデュランス競技参加馬への適用を求められたようです。
北海道内で開催されているエンデュランス以外の馬術競技会で「3週間の着地検査」が求められたことはおそらくありません。 競走馬やサーカス等の馬にも適用が求められたことはないでしょう。 これらの馬は活動範囲や期間が限定的であり、「輸移入家畜の着地検査要領」が適用されなかったり、各所との協議により「3週間の着地検査」に代わる検査や代替措置を適用しているものと思われます。
一方エンデュランス競技は、他の馬術競技等と比較して広く展開する走路すべてが馬の活動範囲である為、より防疫対策を求められているのかもしれません。
競技参加の公平性の観点から、一部の参加馬にだけ過度の負担がかかることは避けなければなりませんので、関係各所との協議を行っていたのだと考えられます。
今回その協議が不調となり開催変更を余儀なくされたと思われますが、日本のエンデュランス発祥の地とも言える鹿追町で、再び日本馬術連盟の主催・公認競技会が開催できるよう、継続していく協議の結果を期待したいと思います。
広いエリアで競技が繰り広げられるエンデュランス競技は、地元の理解と協力なくして成り立ちません。 競技に関わる者として、常に地元関係者への感謝を忘れず、マナーを守って気持ちよく行動することを心がけていきましょう。 |
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